いのちの電話にお電話してみた話。
毎月10日はいのちの電話が無料の日なのでかけてみた。
どうせ繋がらないだろうと思っていたら1回目で繋がってしまい「ごめんなさい、まさか繋がるとは思っていなかったので、なにも用意してなくて」と謝るはめに。
対応してくださった方いわく「電話をかけてこられた方が話したいことを聴くのがいのちの電話」ということなので、発達障害の傾向があり検査を控えていること、今どうやらうつの波にのまれていることなどを聞いてもらう。
そのひとつひとつにスタッフの方は「そうなんだ」と相槌をうってくださる。
「これを話して楽になるのか」と考えつつ話を進める。
児童生徒のころ祖父母と両親から暴力があったこと。
父親からは性的暴力があったこと。
職場では母親と女性上司がダブって見えて殴られるのではと常に怯えて仕事にならないこと。
病院では「こんなこともできるようになった」とアピールしてしまいがちなこと。
障害や薬と一生の付き合いであることが受け止められていないこと。
そのひとつひとつに「ああ、そういうことがあるんですね、そうですか」と相槌をうってくださる。
だんだんと「もうこれはしめたほうが良い」と感じはじめた頃に、スタッフから「なんでも打ち明けられる友達はいないのですか」と、突然の質問をされた。
「友達はいないです」
「そうですか、友達、できると良いですね」
対応に礼を伝えて電話を切った。
結局「いま外に出たら何するかわからないくらい死にたいです」は言えなかった。
友達できると良いですね。